【よく噛んで食べる】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
私たちの健康にとって「よく噛んで食べること」は消化吸収を助け、身体の健康を作り上げると共に脳の働きを活発にさせるなど、とても重要なことです。そして、よく噛んで食べることは口腔内の健康にとっても、大きな役割を持っているのです。
【よく噛んで食べることでどのような効果を得られるのか】
まず、よく噛むことで得られる効果について、ご紹介いたします。
◆唾液を分泌させ、細菌の増殖を抑える
◆顎の発育を促す
◆脳の働きを活発にする
◆消化を助け、肥満を予防する
口腔内にとって、よく噛んで食べることの大きな目的は、唾液の分泌です。唾液には、自浄作用や細菌を洗い流す作用、食後の酸性状態を中和させる作用、歯の再石灰化を促して歯質を強化させる作用など、口腔内にとって非常に重要な役割を果たしています。
唾液の分泌が少ないと細菌が増殖し、虫歯や歯周病を引き起こして歯を失う原因となってしまいます。しっかり噛むことでまず唾液をたくさん分泌させ、歯を失うトラブルを軽減させる効果が得られます。
よく噛んで食べることは、顎の骨の成長をも促します。特に、幼少期の頃にしっかり噛むことで顎の成長を促進し、良い歯並びへと導くことが出来ます。
また、しっかり噛むことが脳の活性化に繋がり、認知症を予防する効果があると報告されています。食事の際にあまり噛まずにいると、脳の活性化を抑制し、認知症に繋がる恐れがあると言われているため、時間をかけてしっかり噛むことが大切です。
そして消化を助け、健康な身体を作り出します。噛む回数が少ないといつまでも満腹感が得られず、ついたくさん食べてしまいがちになります。食べ過ぎは肥満の元であり、肥満は生活習慣病の大きな原因となるため、肥満防止のためにもよく噛むことを心がけましょう。
【何回くらい噛めばよいのか?】
では、一口の食事で何回ぐらい噛むことがよいでしょうか。目標は「一口を30回噛むこと」と言われています。しかし、食事の最中にずっと数えることは難しく、食事の美味しさを感じにくくなってしまうかも知れません。食事を始めた頃だけでも、意識して30回噛んでみると良いでしょう。
出来れば3度の食事の1回だけでも、固い繊維質のものや大きめに切ったもの、固ゆでのものなど噛み応えのあるものを献立の中に入れてみましょう。しっかり噛まないと喉に通りにくいようにするなど、よく噛むことを目的とした食材を取り入れることをお勧めします。
30回噛むことを目標にすることは大変かも知れませんが、お口の中と身体の健康のためにも是非意識してみてください。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
(矯正専門ホームページ)https://www.inaba-moc.com/
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