【詰め物と被せ物の違いについて】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
今回は「詰め物と被せ物の違い」について、お伝えいたします。
【「詰め物」と「被せ物」って何が違うのか】
詰め物も被せ物もどちらも歯の修復をする為に使われますが、虫歯の大きさによって詰め物するのか、それとも被せ物をするのかは異なって来ます。
【詰め物とは】
小さな虫歯を削って取り除いた所や欠けた部分に、人工的に詰めるもののことを言います。歯科では、詰め物のことを「インレー(Inlay)」と呼びます。
また、虫歯を削り取りそのまま樹脂などを詰める場合と、型を取りセラミックや金属などを詰める場合があります。
被せ物との違いは、健全な歯質を一部残した状態で修復が完了した状態であることです。
【被せ物とは】
被せ物とは、詰め物と比べて修復する部分が大きい為、歯をスッポリ覆う(被せる)形の
もののことを言います。差し歯とも呼ばれます。歯科では、被せ物のことを「クラウン」と呼びます。
(※)被せ物をする際は比較的大きな虫歯、もしくは根管治療(根っこの治療)をした後は、クラウンを被せる治療が一般的とされています。
【詰め物・被せ物をした歯はもう虫歯にならないのか?】
詰め物・被せ物をしたからといって、その治療した歯が二度と虫歯にならないとは限りません。詰め物も被せ物も劣化によって、歯と詰め物と被せ物の間に隙間が出来て来るので、そこから虫歯菌が潜伏し、詰め物や被せ物の中で虫歯になることがあります。その虫歯のことを「二次う蝕」と言います。成人の方が虫歯治療を行う際は二次虫歯のケースが多いとされています。
【詰め物や被せ物のセット後の問題点】
◆保険内の詰め物や被せ物は、主に銀歯(金銀パラジウム合金)
セット直後は、熱を通しやすいという属性がある為、冷たいものや熱いものを口に含んだ際に染みるケース
◆噛み合わせが合わず、噛めば噛むほど痛みが出るケース
◆虫歯菌(細菌)が残った状態で詰め物や被せ物をセットしてしまい、残った細菌によって痛みを伴うケース(根管治療は難易度の高い治療のため、痛みを伴うケースがあります)
【まとめ】
「詰め物や被せ物をして完治」という訳ではありません。詰め物であれば、また健全であった歯質に虫歯が出来てしまったりすることで、虫歯が進行してしまい、痛みが出て来てしまうこともあります。
怪我の痛みは我慢出来ても、歯の痛みは我慢出来ないという方がたくさんいらっしゃいます。ですから、セット後のメンテナンスが非常に重要になります。
稲葉歯科医院では、痛みが出る前に行える処置(予防策)として3ヶ月に一度のメンテナンスをお勧めしています。今現在痛みがなくても被せ物の下で歯の先端に膿を持っている可能性もあります。
少しでも心配なことが御座いましたら、お気軽にご相談・ご来院ください。
【稲葉歯科医院】
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL)03-3883-1205
(稲葉歯科医院HP)https://www.inaba-dc.jp
(矯正専門HP)https://www.inaba-moc.com/
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