【口呼吸と鼻呼吸】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
普段、みなさんは呼吸を鼻からしていますか?それとも口からしていますか?
そう言われるとハッキリとは分からないと思いますが、口で息をするのか鼻で息をするのかでは大違いです。
結論から言うと、口から息をするとお口のためには良くないことが多いです。
まず、虫歯になりやすいです。口で呼吸するとお口の中が乾燥し、本来の唾液の量が少なくなります。唾液には、歯を硬くする再石灰化作用や口の中の汚れを洗い流す作用、抗菌物質によって粘膜等を保護する作用や細菌の繁殖を抑える干渉作用などがあります。
唾液が少なくなってこのような機能が少なくなると、歯の周りに虫歯菌が残存しやすくなり、また汚れもこびりつきやすくなります。当然、これらが増殖すると虫歯になりやすいので、口呼吸と虫歯になりやすさは大きな関係があるのです。
また、お口が乾燥することによって歯周病菌も増殖しますので、歯肉が腫れたり口臭の原因になったりと、お口の中の環境は悪くなる原因となります。
口呼吸を行っていると、お口周りの筋肉との相関から歯並びが悪いことが多く、歯と歯が重なっているところでは歯磨きがしにくく、結果として虫歯になりやすいと言う結果となります。
【自分で出来る虫歯チェック方法】
とはいっても、自分が口呼吸を行っているかどうか?と言うのは自分では分かりにくいかも知れません。口呼吸を行っているの下の特徴としては、
◆無意識に口が半開き状態になっている
◆前歯が飛び出している
◆唇が乾燥している
◆朝起きた時に喉に痛みがある
◆唇を閉じた時に唇周りにシワがよる
【口呼吸の治療方法】
口呼吸を治す方法ですが、原因によっても治療法が異なって来ます。鼻が詰まっていて鼻で呼吸が出来ないと言う方は、まずは耳鼻科にて鼻づまりの原因を直すことが必要です。
しかし、鼻で呼吸してみても普通に呼吸が出来る方は、お口周りの筋肉の緩みによって口呼吸になっている可能性がありますので、この場合は意識して鼻で呼吸するように努力したり、テープなどで上下の唇を止めて筋肉を鍛えていくと言う方法もあります。
最近では、そのような予防グッズも販売されています。また、「あいうべ体操」という体操などで、お口のまわりの筋肉を鍛えるのも1つの方法です。
口呼吸は、お口の中の病気だけではなく、ウイルス性の風邪などの予防にも役立ちますので、ぜひ改善にトライしてみてください。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
(矯正専門ホームページ)https://www.inaba-moc.com/
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