【適切な歯磨きの頻度について】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
患者さまの中でも多くの人が悩まれている事として「歯磨きの頻度」があります。1日何回磨くのが適切なのかは誰もが知りたいことかと思います。磨く回数が少ないのは良くないとして、磨き過ぎもトラブルの元になりそうなイメージがあるかと思います。
今回は「適切な歯磨きの頻度」について、お話ししたいと思います。
【1.基本は1日3回?】
歯磨きをする適切な頻度としては、まず「1日3回」という回数が思い浮かぶかと思います。誰に教わったという訳でもなく、ある意味常識のような形で日本人の意識に根付いています。
実際、1日3回というのは間違った頻度ではなく、概ね正しいと言えます。1日3回という回数の根拠は、朝昼晩の食事の後に歯磨きをするという意味ですので、オーラルケアとしては適切と言えます。
【2.昼間に歯磨きできない人が多い】
朝食後、昼食後、夕食後と1日3回しっかりと歯磨きが出来れば、口腔衛生状態も良好に保つことが出来ますが、昼食後に歯磨きをすることが出来ない人が多いと言えます。
これは昼食を学校や職場などで摂るためであり、昼休みに歯磨きまでしている時間がないというのが現実です。ただ、昼食後に歯磨きが出来ないからといっても、朝と晩に丁寧な歯磨きを行っていれば問題ありません。特に就寝前には、時間をかけてじっくり歯磨きをしましょう。
【3.ものを食べたら毎回歯磨きするのが理想】
ここからは理想の話ですが、1日3回の食事だけではなく、間食をした際にもその都度、歯磨きをするのがベストと言えます。結局、何かモノを口に入れたら、口腔内の細菌の活動が活発化するため、虫歯のリスクも高まります。
とりわけ、間食では砂糖が多く含まれたおやつを口にすることが多くので、虫歯のなりやすさも普段の食事より高くなっています。
そういったことから、朝昼晩の食事であろうと3時のおやつであろうと、何かを口に入れたら歯磨きをするのがベストと言えるのです。その場合、具体的な歯磨きの回数は、食事の回数と同じになります。
【4.歯磨きが無理ならうがいをしよう】
実際問題として、毎回の食事後に必ず歯磨きをすることは難しいです。出先では、そもそも歯磨きをする環境が整っていない事もあるからです。
ですがもし可能であれば、30秒でも構いません。食後に軽い歯磨きをするだけでも、虫歯の発生率は低くなりますので、歯ブラシを常に携帯することをお勧めします。それも難しい方は、食後にうがいをして口腔内をゆすぐ習慣を身に付けましょう。うがいをするだけでも、食物が口腔内に残留するのを防げますし、口臭の発生を抑制することにも繋がります。
【5.1日1回は徹底した歯磨きを】
1日のスケジュールによっては、1回しか歯磨きを行えないこともあるかと思います。これは忙しい生活を送っている人にとっては仕方のないことなので、そういったケースでは1回の歯磨きを徹底したものにしましょう。
5~10分くらい時間をかけて、プラークフリーの状態を作ります。そうすることで、口腔衛生状態は保たれます。ただし、1日1回の歯磨きが毎日続くと、流石に虫歯の発症率が高まりますので注意しましょう。
【6.まとめ】
このように、歯磨きの適切な頻度というのは、毎食後が理想ですがそれを実行出来ないのが現実ですので、軽い歯磨きやうがいなどによって補っていくことが大切です。
また、時間のあるなしに関わらず、1日1回はプラークフリーな状態を作れるようなしっかりとした歯磨きを実施しましょう。そうすることで、歯垢が溜まらなくなり、歯石の形成も抑えられますので、虫歯予防だけでなく歯周病予防にも繋がります。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
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