【誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
今回は「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」について、お話ししたいと思います。
【誤嚥性肺炎とは・・・】
食べ物や飲み物が誤った流れで気管や肺にいくことを誤嚥といい、その結果、細菌やウイルスが炎症を起こす肺炎のことを誤嚥性肺炎と言います(高齢者の大部分の肺炎は、誤嚥性肺炎です)。
年をとったり、飲み込みに関係する脳卒中や他の病気を患うことで、嚥下能力(飲み込む能力)の低下で起こります。
本来、食べ物や飲み物が胃に辿り着く流れは「口→食道→胃」という流れですが、嚥下能力が低下すると「口→気管→肺」に入ってしまいます。もちろん、嚥下能力が低下していなくても気管に入ることがあります。その時に起こるのが「むせる」という咳が起こります。この「むせる」ことで肺や気管に異物が入らないようにしています。
ただし、この「むせる」ということが起こらない不顕性(症状が起こらない)誤嚥ということが、嚥下能力が低下した人に起こりやすく、結果誤嚥性肺炎に繋がりやすくなります。
【しっかりと口腔ケアをして誤嚥性肺炎を予防しましょう】
お口の中の細菌の数が多ければ多いほど、肺や気管に入る細菌の数が多くなり、炎症を引き起こしやすくなります。
歯周病を放置していると、多くの菌をお口の中に含んでいる状態でその口から食べ物が入り、誤って気管や肺に入ってしまうことで誤嚥性肺炎の危険性が高くなります。
ある高齢者入居施設で行った調査では、お口の中が清潔に保たれている高齢者の方ほど、発熱、肺炎発症率、死亡率が低いという結果が出ていました。
嚥下能力を維持すると共に口腔内の環境を整えることで、誤嚥性肺炎の危険性も下げることが出来ますので、しっかりと歯みがきなどの口腔ケアをして、お口の中の菌を減らして行きましょう。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
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