【骨隆起(こつりゅうき)】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
今回は「骨隆起(こつりゅうき)」について、お話ししたいと思います。
ある日、鏡でお口の中を見た時に歯茎の内側などに硬いコブが出来ているのに気づいて、驚かれたことがある方もいるのではないでしょうか?「何か悪いものではないか」と心配になり、慌てて歯科医院に受診される方もおられます。
このコブは「骨隆起」と呼ばれ、顎の骨が噛む力に耐えようと過剰に発達したもので、「外骨症」とも呼ばれます。決して悪いものではありませんので、ご安心下さい。
この骨隆起ですが、子どもの頃はほとんど見られることはなく、年齢を重ねると共に現われ始め、男性より女性に多く見られる傾向にあると言われています。骨隆起が出来やすい場所ですが、下の歯の内側の奥歯と前歯の真ん中あたり、小臼歯と呼ばれる歯(前から4番目と5番目)の歯肉面、口蓋と呼ばれる上顎の真ん中辺りに見られ、指や舌で触ると表面はツルツルして、硬いです。
骨隆起が出来る原因は、強い噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりによるものと言われており、長い時間をかけて少しずつ大きくなるので、なかなか気づきにくいのが現状です。
骨隆起は骨の塊なので、問題無ければ放置しても大丈夫です。しかし、将来入れ歯などを入れる場合、当たって痛みが出たり大きくなり過ぎて発音がしづらくなったりなどの支障をきたしたら、外科的に取り除くこともあります。
歯ぎしりや食いしばりは、普通に噛む時の何倍もの力がかかっていて、歯と顎に影響を及ぼします。歯が擦り減ったり、歯にヒビが入ったり、歯周病などの原因にも繋がります。
普段から食いしばりや強い噛みしめ、就寝中の歯ぎしりをする方は、顎の骨への負担を軽減させる為にマウスピースの装着をして頂くことをお勧めします。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
(矯正専門ホームページ)https://www.inaba-moc.com/
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