【入れ歯の正しいお手入れ方法について】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
補綴物には色々な種類がありますが、「入れ歯」というのは少し特別なお手入れ方法が必要となる装置のひとつです。なぜなら、入れ歯は「可撤式(かてつしき)」であり、患者さんご自身で着けたり取り外したりすることを前提とした補綴物だからです。
今回は「入れ歯の正しいお手入れ方法」について、お伝えいたします。
【就寝前には取り外す】
入れ歯の使用方法として、まず習慣化しなければならないのは「就寝前に取り外す」ことです。差し歯やブリッジ、インプラントといった固定式の補綴物は、よほどのことがない限り口腔内から取り外すことはありませんが、入れ歯は事情が異なります。入れ歯を装着したまま眠ると、就寝中にも歯や顎に負担をかけてしまうだけではなく、口腔内を清潔に保つことも難しくなります。
ただし、顎関節症や睡眠時無呼吸症候群など、一部の症例では眠っている時も入れ歯を装着したままにすることがあります。ですが、それはあくまで例外的なケースといえますので注意しましょう。
【入れ歯専用のブラシを使って磨く】
部分入れ歯をお使いの方は、口腔内に天然の歯も残っていることから、通常の歯ブラシで歯磨きも行うことかと思います。そこで注意しなければならないのが、入れ歯を磨くための道具です。
入れ歯は、とても傷つきやすい素材で作られていることから、天然歯と同様の歯ブラシや歯磨き粉で磨くことはお勧め出来ません。入れ歯は「義歯ブラシ」と呼ばれる入れ歯専用のブラシを使って、優しく丁寧に汚れを落とすことが大切です。歯磨き粉の使用も悪影響が懸念されることから、控えるようにしましょう。
【激しい温度変化に晒さないようにする】
入れ歯は、レジンという歯科用プラスチックで構成されています。このレジンは、極端な温度変化で変質や変形をきたしてしまう材料なので、熱湯に浸けて煮沸消毒するようなお手入れは、決して行わないようにしましょう。入れ歯を洗う際には、水道水を使うのが最適です。
【入れ歯洗浄剤を活用する】
入れ歯に付着した汚れは、義歯ブラシによるブラッシングだけでは十分に取り除くことが難しいです。そこで有用といえるのが「入れ歯洗浄剤」です。
入れ歯洗浄剤は、化学的なアプローチで入れ歯の汚れを落とすことが出来ますので、通常のブラッシングと併用することで、汚れの除去率が格段に向上させることが可能です。
【まとめ】
このように、入れ歯は義歯ブラシと入れ歯洗浄剤を使って、毎日丁寧にお手入れしましょう。就寝中は入れ歯の乾燥を防ぐ為に、そのまま洗浄液に浸けておくと良いでしょう。
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
(TEL) 03-3883-1205
(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
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