【食育(幼児期)】
みなさん、こんにちは。
足立区竹ノ塚駅から徒歩4分の歯科・矯正歯科
稲葉歯科医院です。
今回は「食育(幼児期)」について、お話しして行きたいと思います。
食育は、お口の中の健康維持にとって欠かせないものです。お口の中の基礎は、小児期に作られます。よく噛んでよく食べるために必要なお口の中の機能について、赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる頃から、考えて行きましょう。
【お母さんのお腹の中(胎児期)の食育】
歯や口腔は、お母さんのお腹の中にいる時に作られます。お母さんが規則正しくバランスの良い食事を取ることをお勧めします。また、お母さんの口腔内の状態が胎児に大きく影響するとも言われています。妊娠中期の体調の良い時に歯科検診にいらしてみてはいかがですか?
【乳児期の食育】
母乳は赤ちゃんにとって、欠かせない栄養素がたくさん含まれています。さらにお母さんと赤ちゃんの絆も深くします。母乳を飲むことは、離乳期で噛んだり飲んだりするための大切な課程の一つになります。しっかり母乳を飲ませてあげて、生まれた頃から食の楽しみを感じさせてあげて下さい。
【離乳期の食育】
離乳期は、母乳から離乳食へ変わる大切な時期です。離乳食を通して少しずつ食べ物に慣れ、食べ物を噛み、口に運ぶ、飲み込むなどの「食べる」ことを学びます。離乳食を上手に食べるためには、唇がしっかり閉じていることが大切です。
そして、お子さまが離乳に慣れてくると、食べ物を手掴みで食べるという行動もみられます。手掴み食べはお母さんにとってあまり芳しくない行動かもしれませんが、食べるという機能の発達のためには大切なことなので、手掴み食べもしっかりと経験させてあげましょう。
【幼児期の食育】
3歳頃にはすべての乳歯が生えそろい、上と下の歯と歯がしっかりとかみ合います。色々な食べ物を噛み、飲み込みも上手に出来るようになるでしょう。食べ物の硬さや大きさ、歯触りが体験出来るような食材を使った食事をしてみましょう。
家族や友達と一緒に食事をすることにより、周りの人の食事の仕方を見て、お箸の持ち方やお茶碗の持ち方を学べるようにしましょう。そして、よく噛むことの大切さを教えて行きましょう。
【学齢期の食育】
乳歯から永久歯への生え変わりが行われる時期です。小学校低学年の頃に、上下の第一大臼歯が生えて来ます。第一大臼歯が生えて来ることによって、食べ物を噛む力が向上しますので、固いものや弾力性のある食べ物を食べるという経験をさせるのも良いでしょう。
また、前歯が生えそろう時期でもあるので、前歯で食べ物を噛み切ることによって、自分が一口で食べられる量を知ることが出来るようになるでしょう。そして、家庭や給食で料理に合った食器や器具を目にすることによって、食事マナーや食べる姿勢も身につけることが出来るでしょう。
中学生頃になると、生活が乱れがちになり食事が不規則になってしまう傾向があります。間食や夜食を食べることが増えるため、軟らかい食事を食べることが多くなって来てしまいます。噛むことは、永久歯虫歯の発生や歯周病の予防にも繋がります。規則正しい生活や食事を行い、夜食や砂糖を多く含む間食を出来るだけ控えることを心掛けて下さい。
「食育」とは、自分の体を作る大切なものです。今ある歯をずっと大切に使い続けるためにも、生まれる前からの食育を考えてみてはいかがですか?
◆稲葉歯科医院
(住所)東京都足立区竹の塚5-6-19
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(稲葉歯科医院ホームページ)https://www.inaba-dc.jp
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